遅延時間について考察

リネージュなどのネットゲームをしていると、遅延時間って意外と影響があるのではないかと思う。

遅延時間の影響というのは、クリック等の何か行動を起こしたときに、その行動がサーバーまで届くまでにかかる時間が距離に比例して長くなるということです。

リネージュのサーバーが東京にあるという前提で考察してみる。

応答遅延時間（Round Trip Time：相手に届いて返ってくるまでの時間）で考えると、例えば大阪の人は回線品質が良くても約10ミリ秒の時間がかかる。
九州の人は、約20ミリ秒。
沖縄の人は、約30ミリ秒。

上記の遅延時間は、回線品質が良い専用回線等の場合なので、ベストエフォートな光ファイバーやADSLなどの普通のインターネット回線の場合はもっと遅いと考えられる。

ちなみに、神奈川県のテトのパソコンから、lineage.jpやplaync.jpとかにpingを試みましたが無応答だったので、
近いIP(61.215.117.254, 61.215.118.254)にうって出てきた遅延時間は5ミリ秒でした。
やり方は、コマンドプロンプト（Windowsキー + R で出てきたウィンドウに cmd とやれば出てきます）で、
　ping 61.215.117.254
とやれば良いです。

各地にpingしてみたいなら、以下のIPにpingを打つと遅延時間が体感できます。
時間は、テトのパソコンからの参考値です。

　札幌市立大学：18ミリ秒：www.scu.ac.jp
　東京大学　　： 5ミリ秒：www.u-tokyo.ac.jp
　大阪市立大学：13ミリ秒：www.osaka-cu.ac.jp
　九州大学　　：24ミリ秒：www.kyushu-u.ac.jp
　沖縄大学　　：42ミリ秒：www.okinawa-u.ac.jp

これが、リネージュにどう影響するかですが、テーベやティカルの祭壇のクリック合戦に影響するのではないかと。

１．クリックして、祭壇へのリンクが出る。
クリックしたという情報がサーバーまで届き、リンクを出していいよという情報がパソコンまで戻ってくるまでに遅延時間の影響がある。

２．リンクをクリックしてその情報がサーバーに届いた人順で20人が選ばれる。
リンクをクリックしたという情報がサーバーまで届くのに遅延時間の影響がある。

ということなので、東京にいる人と、大阪などの離れた人では、祭壇の中に入れる確率が断然違うんじゃなかろうか。

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